By OHNISHIKOHEI

ご報告

みなさん、こんばんは。大西です。

ビールを飲むことも億劫になるほど、今年は暑過ぎますね。

2023年2月から今までファントムブルワリーとして活動してファントムビール3バッチ、コラボビール1バッチをリリースさせていただきました。飲んで頂けた方々、お取引様にはとても感謝しております。

さて、当初2023年春夏に自社工場スタート予定でしたが、

この度、不本意ながら2024年へ、リスケジュールすることとなりました。

理由は、今年5月に予定していた物件が頓挫してしまったから。

遡ること1年半前、

北海道を去った私が単身で滋賀県に来て、ブルワリーとなる物件を探がしておりました。

幸いにも2ヶ月程度で良い物件を見つけ、物件オーナー様と話し合いを進めておりました。

ブルワリーをやるということは、そこに設備を置き、営むということ。規模にもよりますが、設備費用は数千万〜数億円かかります。

やっぱりその場所があまり良くないからといって、簡単には移転できない。

そのため、建屋の現状、建物の登記情報、家賃、立地、事業拡大のためのスペース、上下水道・電気などのインフラなど様々な項目で問題がないか調査が不可欠です。

今回、頓挫した大きな理由は、下水道の調査と資金調達を手間取ってしまったことでした。

下水道の調査は下水道局と話し合いの結果、OKを頂くまでに3ヶ月かかってしまいました。

資金調達では新規創業で信用がなく、希望金額まで融資が下りず、必要経費を削減するために業者を変えたりと試行錯誤を数ヶ月繰り返し。

銀行融資が決まってから、醸造免許が下りるまでおおよそ6ヶ月程度かかるので、空家賃を出来るだけ抑えるために物件は契約することなく、仮押さえのような状態でした。ところが物件オーナーは痺れを切らしたようで、ほかの業者と契約をしてしまったというのが、大きな流れです。

田中は奈良醸造を辞めて、子供が産まれ、カイはSteel&Oak Brewingを辞め、カナダから滋賀県に招集したタイミングでの出来事でした。

本当に立ち眩み、嗚咽と震えが止まず、ピンチな状況過ぎて、正直、思考停止寸前。今まで1年間やってきたこと全て吹き飛びました。

そんなギリギリの中、3人で話し合った結果、

ファントムブルワリーとして一年間ビールを販売しながら、新しい物件を探すことにしました。

拠点である東近江市の空いてそうな倉庫を片っ端から見に行ったり、いろんな人に物件はないかと相談したり、とにかく必死になった結果、最近良さそうな物件を見つけることができました。助けてくれた方々ありがとう!

まさに一難去ってまた一難、人生山あり谷あり、七転び八起き

もしかしたら、自社工場はまだ早いというお告げだったのかも??

この夏はファントムブルワリーとしてビアフェスなどのイベントへガンガン参加する予定です

少量生産のため、業務店様への樽ビール販売は10、11月頃に徐々に開始していければと思っております!

自社製造ビールはもう少し先になりそうですが、自分たちが思い描くビールを作るために突き進みます!応援よろしくお願いします!!