· By OHNISHIKOHEI
New NZ Hop “Nectaron”

NZ Hopsから新しいホップ、Nectaronがリリースされました!
以前はHort4337というコードネームでニュージーランドやオーストラリアなどで使われていましたが、今回正式にNectaronという名前で商標登録されました。トロピカルやピーチ系のアロマみたいです。残念ながら、僕がニュージーランドにいた時にはこのホップを使ったビールを飲むことはできませんでしたが、働いていたホップファームでベイビーホップは育てていました。

何万株か忘れましたが、大量にポッティングしたので、今年の2、3月にたくさん収穫されているはずです。
ニュージーランドのホップ育種を手掛けているPlant and Food researchの開発者であるDr Ron BeatsonがNectaronを2004年に誕生させました。今回の登録まで16年間もかかり、2013年に試験的に50L仕込みをしていたみたいです。僕がPlant and Food researchを訪れた時、RonさんはNectaronはNelson Sauvinの次のビッグウェーブになるだろうと仰っていました。匂いを嗅ぎましたが、ホップの柑橘のような良い香りでした。
通常、ニュージーランドのホップは産地周辺の地名を名付けることが多いですが、今回は30年以上ニュージーランドのホップブリーダーとして活躍したレジェンドのRonさんに敬意評してNectaronと名付けたみたいです。最初は親父ギャグだと思っていました。
今のところニュージーランド、オーストラリア、アメリカで使えるみたいですが、日本に入ってくるのはいつになるかわかりません。2年後か3年後か、、、とにかくある程度生産量が増えないと日本には入ってこないと思っています。
幸いにも近年、ここぞとばかりにビジネスチャンスと感じ、百数十ヘクタール規模の新しいホップファーマーたちが新規参入したり、既存のファーマーたちも栽培範囲を拡大しているので、日本にNectaronが入ってくるのもそう遠い未来ではないかもしれません。
