· By OHNISHIKOHEI
New Zealand Hops
まだ日が昇らない早朝から収穫の日々、もう少しで折り返し地点です。
NZ Hopカルチャーをもっと知るべくこの前の休日にNelson Beer Weekというイベントの中のNelson Hop Tourに参加してきました!
ネルソンからバスで以下の順で巡って行きました。
ニュージーランドのホップのマーケティング、販売などを手掛けているNew Zealand HOPS Limited⇨4世代続いているホップファーム Mac Hops⇨ホップの育種、分析を担っているPlant & Food Research
NZ HOPSの巨大な冷蔵庫の中には提携しているホップファームから届いたホップのベールが積まれています。写真の奥の方に僕たちが育てたホップもありました!
届けられたホップはここでサンプリングされ、Plant & Food Researchでα酸、β酸、オイル含有量などが分析されるみたいです。
ホップはペレットやCO2 extractなどに加工、パッケージングされニュージーランド国内や世界中のブルワリーに届けられます。
その他にも海外からホップを輸入してたりもしているそうです。
ここから日本を含めた世界中のブルワリーに輸出されていきます。 ちなみにニュージーランド産ホップの約20%くらいがニュージーランド国内で消費され、約80%が国外への輸出みたいです。
次に向かったMac Hopsは4代続くホップファームで面積は100ha以上あるみたいです。
設備や栽培方法も違うので他のホップファームを見ることはとても勉強になります。
最後は僕が1番興味を持っていたPlant & Food Research
政府の機関で野菜や果実などの育種、分析をするみたいです。そのため敷地内には分析室以外にホップやワイン葡萄など様々な植物が試験栽培されていました。
開発担当の方に案内されて試験醸造のための部屋、試験段階のホップを使用したビールの試飲やホップの試験栽培場を案内して頂きました。
試験栽培はステージ別になっており、収量や試験醸造をして良かったものが選択されるみたいです。ちなみに新しい品種が世の中に出回るまでに10年ほどかかるをいわれています。
ツアー参加者の「次のNelson Souvinになり得る新しいホップは?」という質問には開発担当の方はHort4337だろうと答えていました。 このホップは現在ニュージーランドでごく少量だけ栽培されており、トライアルとしてたまにコマーシャルブルワリーからこのホップを使用したものがリリースされているのを目にします。隣のオーストラリアではすぐにホップは完売したみたいです。
Hort4337というのはコード名なので正式な商品名はこれから決められるのではないかと思います。基本的にトロピカル系の香りみたいです。
Hort4337というのをどっかで聞いたことあるなと思っていたら、僕が働いているホップファームにも来年用のホップとして植えてありました!日本に輸入されるのが楽しみです!
ここのどこかにあるはず笑
ニュージーランドのホップカルチャーは僕にとってはとてもユニークでワクワクするものでした!
日本のホップカルチャーはどうなっていくのでしょうか???